乃木坂46・岩本蓮加、主演作舞台挨拶に登場「宝田明さんからの言葉が自信に」 | RBB TODAY

乃木坂46・岩本蓮加、主演作舞台挨拶に登場「宝田明さんからの言葉が自信に」

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(C)2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会
(C)2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会 全 8 枚
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 乃木坂46・岩本蓮加と故・宝田明さんがW主演を務める映画『世の中にたえて桜のなかりせば』が4月1日に公開。2日、公開記念舞台挨拶が丸の内TOEIで開催された。

 2人は“終活アドバイザー”として「終活屋」で働き、様々な境遇の人たちの終活を手伝う。また、余命幾ばくもない宝田の妻役は、これまでも映画『燦燦~さんさん~』などで共演歴のある吉行和子が務めた。なお、同作のタイトルである「世の中にたえて桜のなかりせば」とは、桜にまつわる詩からの引用。“桜の季節”と“終活”をテーマに、岩本蓮加と宝田明の70歳の年の差コンビが描く心温まるヒューマンドラマとなっている。

 なお、主演とエグゼクティブプロデューサーを務めた宝田は、3月14日に肺炎のため急逝。公開を誰よりも楽しみにしていた宝田明の想いを受け継ぎ、2日に舞台挨拶が行われた。舞台挨拶ではW主演を務めた岩本と三宅伸行監督が登壇。岩本は映画初出演の感想について「初めての映画で初めての主演で、プレッシャーや重みがありました」と言いつつも「実際に現場に入ってみて、宝田さんはじめキャストの方々や三宅監督とたくさんお話しさせていただいて、リラックスできるようになったし、現場に行くことが楽しくなりました」と当時を振り返った。

 プレッシャーを払拭するために何をしたかとの問いかけには、「毎日台本を繰り返し読んでいました」と努力する姿も。また、3月10日に行われた完成披露舞台挨拶の際に、宝田から「大女優になる片鱗がある」という言葉をもらったことに対し、岩本は「自信につながっていますし、今後演技をするうえで宝田さんの言葉を思い出して前を向いていけたらいいな」とコメントした。

 ほか、宝田との撮影エピソードについて、岩本は「面白い方で、私が緊張しているときも何気ない一言で緊張をほぐしてくれました」と言い、「アドリブをされている姿を見て私も頑張ろうと思いました」と話した。さらに、岩本は、宝田から「『きれいになったね』と言っていただけたり、宝田さんにお会いするのが楽しくて、安心しますし、撮影をするときも腕を組んだりといつも近くにいていただけました」と仲の良さが伺えるエピソードも明かした。監督は「肩をたたき、“今度、食事に行こう”と言ってくださりずっと心に残っています」と話した。

 終盤では、撮影中に収録した宝田のインタビュー映像も上映。イベントの最後には、黙祷の時間が設けられた。最後の挨拶で岩本は「「宝田さんと映画のお話をするときは、映画に対しての熱をひしひしと感じるので宝田さんのプロデュースする作品に、宝田さんと一緒にW主演として出演させていただけたことは誇りに思いますし貴重な経験をさせていただけたと改めて感じました」と話し「この作品を見て自分の人生と向き合うきっかけになれたらいいなと思いますし、桜を見るたびに毎年この作品を思い出していただけたら嬉しいです」とコメント。

 監督は「岩本さん演じる咲ちゃんの成長物語だと思っています。人生どんなところからでも人は前を向いて成長していけると思いますので、明日からの力になる作品になればいいなと思います」と語り、舞台挨拶は幕を閉じた。

《KT》

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