アニメ映画『かがみの孤城』（12月23日公開）の追加声優キャストとして、北村匠海、宮﨑あおいらが決定した。
直木賞作家・辻村深月の同名ベストセラー小説を映像化する同作。監督は、原恵一が務める。先日、主人公のこころ役に新人女優・當真あみが発表されたが、今回、北村匠海、宮﨑あおいをはじめ、吉柳咲良、板垣李光人、横溝菜帆、高山みなみ、梶裕貴、麻生久美子の出演も明らかになった。
同作は、学校での居場所をなくし家に閉じこもる中学生・こころを主人公に「鏡の中の城」で巻き起こるファンタジーミステリー。ある日突然、こころの部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると城のような不思議な建物と、見ず知らずの中学生6人が集められていた。全ての謎が明らかになるとき、一体何が起きるのか。
主人公・こころとともに「鏡の中の世界」に招かれたのは、リオン、アキ、スバル、フウカ、マサムネ、ウレシノの6人。サッカーが得意で、誰にでもフラットに接する爽やかな少年リオン役に北村。しっかり者で、皆のお姉さん的な存在のアキ役に、吉柳。どこか浮世離れした雰囲気の少年スバル役には、板垣。幼少時から生活の全てをピアノに費やす眼鏡女子フウカ役に横溝。皮肉屋でゲーム好きなマサムネ役に高山。恋愛気質で惚れっぽく、マイペースなウレシノ役に梶。そして、こころの母役には麻生。こころを優しく見守るフリースクールの先生・喜多嶋先生役を宮﨑が演じる。
北村は今回の決定に「かがみの孤城は会話劇で進んでいきます。細かな心情、アニメーションならではの呼吸感、空気感。台本を読み進めるのがすごく楽しくて、それでいて彼らの気持ちがすごくよくわかる。そんな作品でした。映画館で公開されるのが僕も楽しみです」とコメント。宮﨑は「今回は子ども達を優しく包み込む先生を演じさせていただきました。原監督の、一切迷いの無い演出に身を委ねている時間はとても心地よかったです。子どもたちの見ている世界を今より少し広げてあげられる様な作品になるのではないかと思っています」とした。
また、麻生は「アフレコはあっという間に終わってしまいましたが、もう少し、原さんの演出を受けていたかったです。私が演じたのは主人公こころの母親役でしたが、私も子を持つ母親なので、演じていて、色々考えさせられることが多かったです。惹き込まれるストーリーに、現代の子ども達の問題も扱われており、多くの方に観ていただきたい作品になっています」と同作について語った。
