永野芽郁「それでもこの世界で生きていこうかと思える作品」……映画『マイ・ブロークン・マリコ』舞台挨拶 | RBB TODAY

永野芽郁「それでもこの世界で生きていこうかと思える作品」……映画『マイ・ブロークン・マリコ』舞台挨拶

エンタメ 映画・ドラマ
永野芽郁(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会 
永野芽郁(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会  全 7 枚
拡大写真

 映画『マイ・ブロークン・マリコ』の公開記念舞台挨拶が本日1日に行われ、主演の永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊、タナダユキ監督が登壇した。

 同映画は、平庫ワカによる同名漫画の実写化。ブラック企業に勤める主人公・シイノトモヨ(永野)が、亡くなった親友・イカガワマリコ(奈緒)の遺骨を毒親の手から盗み出し、“2人旅”に出る姿を描く物語。

 試写で同作を鑑賞した際、隣で観ていた奈緒と一緒に、人目もはばからずに号泣してしまったという永野。「自分自身がやっていながらも、内容を分かっていながらも“くらう映画”ってあるんだなと思っていたんですけど、実は昨日の初日もここ六本木ヒルズの映画館に観に来て。昨日はようやく冷静に観ることができましたが、それでもやっぱりいい映画だなと思いました」とかみ締めるようにコメント。奈緒も「わたしは(永野)芽郁ちゃんとのシーンがほとんどだったので、自分が見られなかったシーンが多かったんですけど、全部がつながって、そこにすばらしい音楽が入って、パワーを持った原作がこうやって映像になったのを観た時に、より多くの人に届く作品になったんじゃないかなと思って。本当に感無量でした」としみじみした様子で続けた。

 また、旅先で途方に暮れていたシイノに手を差しのべる青年・マキオを演じた窪田は、「現場でも、芽郁と奈緒ちゃんが本当に仲が良くて。その姿を見ていたし、その二人のお芝居を、タナダ監督がわが子を見るようにしてカメラの横にいたことを思い出します。原作は疾走感がある絵で、躍動感があって。人生ってはかないものだなと感じさせるけど、映画の中ではシイノが立ち止まったり、イライラしていたり。人生を凝縮した時間だという風に見させてもらって。なんだか二人の一生というか、そういうものをこの映画の時間で見ることができた気がしましたね」と述懐。

 そんな永野にとって窪田は、事務所の先輩ということもあり、「窪田さんは本当に頼もしくて」と全幅の信頼を寄せている様子。前回共演したのは10代の頃で、当時色々助けてもらったように、今回も手を差し伸べられる部分が大きかったと言い、「事務所の先輩でもあるので、本当に一生ついていきます、という感じです」とコメント。

 そして最後は「生きていたらいいことも悪いこともきっとあると思うんですけど、それでもこの世界で生きていこうかと思えるような、前向きになれるような作品ができたと思うので、ぜひ何度も観てください」と語った。

《松尾》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース