坂本花織が、24日に放送された『世界フィギュアスケート選手権2023 女子フリー』(フジテレビ系)で、日本勢史上初の大会連覇を達成した。
ショート首位発進の坂本。まずは大きくダブルアクセルを決めて高い加点をつけると、トリプルルッツ、トリプルサルコーも余裕の着氷で加点を重ねた。
この後も、曲の緩急に合わせながら優雅に、そしてダイナミックにパフォーマンスしていった。ただ得点源のトリプルフリップ、トリプルトーループの連続ジャンプでフリップが1回転に。完璧を目指していた坂本は滑り終えた後、悔しさのあまり顔を覆っていたが、それ以外のジャンプ、スピン、ステップはパーフェクト。145.37点、合計224.61点で優勝。得点が告げられた瞬間、彼女はそれまでの重圧から解き放たれたのか涙が止まらなかった。