万太郎は、山元虎鉄(寺田心)が見つけてくれた珍しい植物を波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)とともに分類研究。すると、新種どころか植物分類学上のどの属、どの科にも当てはまらない可能性が出てきた。
波多野、藤丸が大喜びする中、万太郎は「この子がホンマに新しい科やったら、わしは『ヤッコソウ科』とする!」と、和名をヤッコソウにすると宣言。さらに学名には「山元」を入れることを決意する。
その旨を虎鉄に手紙で知らせると、早速、虎鉄から返信の手紙が。そこには「学校の先生に話しましたら大変驚いて。先生も名前の分からん植物があるき、槙野先生に見ていただきたいとのことでした」という文章とともに、様々な植物が添えられていた。
これらの標本を見ながら万太郎は、 寿恵子(浜辺美波)に「寿恵ちゃん、初めて知ったがじゃ」と切り出すと、「わしは1人じゃない。ひたすら野に行ったら、きっと誰かと歩けるき」と勇気づけられていた。