かつて平原は、同じく宇宙飛行士の土井隆雄の応援歌『星つむぎの歌』を製作。その縁でロケットの打ち上げの瞬間に招待されたという。その時に迎えに来てくれたのが野口だった。その後、「日本に帰ってもご飯に行こうね」と約束。2人で食事をするなど親交を深めるだけではなく、野口は平原の担当するラジオ番組にも娘と出演してくれたり、コンサートにもご家族で来てくれたそう。
そんな平原のもとに、ある日、1本の電話が。だがそれは数字だけではなく、記号も入った妙な番号。「絶対にイタズラ電話」だと、平原は何回もかかってくる電話を無視していた。ところが留守電を聞くと、「宇宙から野口です」というメッセージが吹きこまれていたという。2010年、野口が2度目の宇宙滞在中に電話をかけていたという。
野口からの電話に平原は大興奮。夜中ではあったが、「ママー!パパー!」と大声で叫んで、両親を起こしたと笑った。その後、野口は宇宙と繋がる特別なアドレスを彼女に教えてくれたとのことで、それでもやり取りしていると話していた。