映画『窓ぎわのトットちゃん』役所広司・小栗旬・杏・滝沢カレンが声優に決定 | RBB TODAY

映画『窓ぎわのトットちゃん』役所広司・小栗旬・杏・滝沢カレンが声優に決定

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(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会  
(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会   全 2 枚
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 黒柳徹子が1981年に出版した『窓ぎわのトットちゃん』が、アニメーションで初の映画化。このほど、主人公・トットちゃんを取り巻く重要なキャラクターの声優キャストを役所広司・小栗旬・杏・滝沢カレンが務めることが決定した。

 同作は、黒柳が今から約80年前、第二次世界大戦が終わる少し前の激動の時代を背景に、自身の幼少期を自伝的に描いた作品。日本累計発行部数800万部突破に加え、世界各国でも中国語、英語、フランス語、ヘブライ語など20以上の言語で出版され、世界累計発行部数は2,500万部を誇る。

 何事にも好奇心旺盛でお話好きな小学一年生のトットちゃん(黒柳徹子)が、落ち着きがないことを理由に通っていた小学校を退学になってしまい、東京の自由が丘に実在したトモエ学園に転校することから物語が始まる。まだ多様な個性が認められていない当時としては珍しい、子どもの自主性を重んじる教育を掲げたトモエ学園。ユニークな校風、恩師となる小林校長先生や友人たちとの出会いが描かれる。

 トットちゃんが通うトモエ学園の校長である小林先生(小林宗作)を演じるのが役所広司。転校前の学校では馴染むことができず「困った子」と言われ落ち込むトットちゃんに手を差し伸べ、トモエ学園の生徒として迎え入れる。黒柳も「小林先生とのお話を、いつか伝えたいという想いがありました」と、自身の中で大きな存在で、原作を著す大きな要素であったことを語っている。

 トットちゃんを語るうえで欠かせない人物は、両親の存在。今作ではパパを小栗旬、ママを杏が演じる。パパ(黒柳守綱)は当時、日本最高峰と呼び声が高かったヴァイオリン奏者。黒柳が自身の名前である徹子がうまく発音できず、トットと発音していたことから、パパはトット助と呼び愛情を注いでいた。一家の大黒柱として家族を守る優しさと力強さ、そしてヴァイオリン奏者としての矜持に葛藤する様を熱演する。

 ママ(黒柳朝)は夫を愛し、トットちゃんの成長を誰よりも傍で見守る心優しき母。トットちゃんのお転婆な性格と行動力に心配事が絶えない日常を過ごしながらも、のびのびとした人生へと導くために寄り添う。杏は、黒柳とは以前より交流があり、「黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです。」とコメントしている。

 そして、トットちゃんの担任の大石先生を滝沢が演じる。公私共に黒柳と関係を築いており、自身はもちろん家族全員が黒柳のファンだと公言。今回のオファーも「すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました。」と喜んでいる。

 映画『窓ぎわのトットちゃん』は、12月8日公開。

《KT》

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