新生活シーズンの難問「おそうじブルー」、その解決策は“戦略”4原則&“戦術”5手順 | RBB TODAY

新生活シーズンの難問「おそうじブルー」、その解決策は“戦略”4原則&“戦術”5手順

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お掃除の頻度 全 12 枚
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 新生活が始まるにあたり、3月・4月は年末に次ぐ大掃除のシーズン。冷たかった水もぬるくなり掃除しやすい季節となった。しかし、ここで問題なのは「おそうじブルー」になる主婦が意外と多いことだ。

■主婦のお掃除実態を調査

 ダスキンは、今年で50周年を迎えるにあたり、現代主婦のお掃除傾向を探るため、関東・関西在住の主婦800人を対象に、「主婦のお掃除実態調査」を実施している。調査期間は2012年12月1日~2日で、関東および関西の夫と子ども(高校生以下)を持つ20代~40代の女性800名(専業主婦400名 有職主婦400名)から回答を得たものだ。

 それによると、毎日お掃除をする主婦は、全体の約3割(30.9%)で最多だったが、家事のなかでの優先順位は、家事6項目中最下位だった。「最重要視」は1.4%のみだという。さらに、56.2%と2人に1人はお掃除に「ストレス」を感じている実態があきらかとなった。

 理想のお掃除スタイルを聞くと、毎日きっちりと時間をかけてすみずみまでキレイにする「きちんとお掃除派」(42.3%)が最多。しかし実際のお掃除スタイルは気がついたときにサッとする「ちょこちょこお掃除派」(39.5%)がもっとも多かった。理想と現実のギャップがあり、望むようにできないこともストレス要因となっていると思われる。またお掃除でストレスに感じる具体的な理由として、「毎日掃除することが苦痛」「時間がない」などの意見が多かったが、手抜きや省略した後は、「開放感」(17.0%)より「後悔」(38.6%)が遥かに強くなることも分かった。

 「家庭内でのお掃除の担い手」について聞くと、ほとんどが「自分1人」(78.9%)だったが、お掃除の目的は「家族が快適に過ごすため」(82.9%)となっている。そのため、本音を言えば「掃除は自分だけでなく家族にも参加してもらいたい」(80.1%)と思っていることもあきらかとなった。

 そこでモチベーションをアップさせるコツを聞いてみると、「時間や手間をかけず、簡単にきれいになる便利な掃除道具を使う」(62.3%)が最多。続いて「頻度が少なくて済む掃除方法」(47.4%)となっている。「家族が成果に気がついたり褒めてくれる」(40.0%)、「夫が積極的に掃除を分担してくれる」(38.0%)はそれほど高くない。

■主婦を襲う「おそうじブルー」

 さらに、お掃除に関する意識で「義務感あり・なし」「ストレスあり・なし」と2つの設問を用いて全体を4区分。その場合の最大の人数を占めたのがお掃除に「義務感あり」「ストレス有り」と回答を行ったを主婦たちで、全体の41.5%も存在することが判明したという。ダスキンでは、彼女たちを「おそうじブルー」層と命名し、その特徴を探っている。それによると、「おそうじブルー」層は、お掃除が「好きではなく」(62.4%)「苦手」(69.3%)だが、「家族の健康のために」(82.5%)お掃除に励んでいる、健気な主婦たちだと判明した。

 「おそうじブルー」層の主婦を救うのは、「時間をかけずに簡単、きれいになるお掃除道具」や「効率的な方法」も大きいが、「家族のお掃除参加」なども主婦を救う糸口になりそうだ。そのためにも、お掃除環境の整備が重要ポイントとなる。

 伊藤忠ファッションシステムでマーケティングディレクターを務める吉水由美子(よしみず・ゆみこ)さんは、家事には「趣味家事」と「義務家事」があるなかで、お掃除は「義務家事」だと指摘。周囲の人にも認めてもらいにくく、家族、特に夫のサポートが足りていない現状にあると推察している。そのうえで、便利な道具や効率的な方法は、実は夫や家族の家事参加へのハードルを引き下げる役割も果たすため、「一人で義務感やストレスを抱え込まずに、家族皆が自主的にお掃除参加したくなる方法を考えてみてはいかがでしょうか」とアドバイスしてくれた。

■お掃除の“戦略”4原則&“戦術”5手順

 ダスキンによれば、ホコリ・汚れは軽いうちにお掃除しておくことがポイントだという。たとえば、ガスレンジのふきこぼれ。放っておくと、こびりついて落ちにくくなり、お掃除が大変になる。ホコリも時間がたつと、水分や油分を含んで頑固な汚れやシミになってしまう。そこで、汚れがついたら軽いうちに、手早くこまめに取り除くことを心がければ、掃除は簡単に済む。

 こういった方策を具体的にまとめたのが、お掃除の「“戦略”4原則」と「“戦術”5手順」だ。

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《冨岡晶》

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