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【座談会】どうなるスマホ市場!激動の2013年を振り返る!

IT・デジタル その他
2013年の話題の中心だったiPhone 5s
2013年の話題の中心だったiPhone 5s 全 5 枚
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■スマートウォッチも登場してきた

【小板】:その他、スマホ関連で気になった出来事はありますか?

【白石】:大型スマホの話は出ましたが、それ以外に端末の面白い傾向はありますかね? ぱっと思いつくのは、重複しますがisaiのような日本ローカライズの流れ。それとIGZOディスプレイによる省エネ、長時間駆動のアプローチなど。一般ユーザーには電池持ちってかなり響くポイントかなと思うので。

【小板】:私はスマホ連携のスマートウォッチですかね。もうちょっとぐっとくるものがでてほしいのですが、なんかもう一息みたいな状態です。

【吉川】:スマホでできることが腕時計でできると言われても…じゃあポケットからスマホ出します、と思ってしまう。

【小板】:スマートウォッチのいけてないところですね。デバイスのできは意外といいのですが。対応アプリを増やして盛り上げようという動きもありますが、腕を見続ける態勢そのものが、どうなのかという気も。

【吉川】:そこですね。腕時計で確認したい情報はわずかで、それ以上はスマホを見ます。

【小板】:だいだい時計もスマホで確認している。私だけか(笑)

【木暮】:実はGALAXY GearとNote 3を入手して使っています。もっと頑張って欲しいというのが本音ですが、こういうデバイスはもっとバリエーション豊かになって、機能も増えてくることを期待したいです。過去、腕時計系デバイスでは90年代に腕時計ページャーを使ってましたし、wristmoも大好きでした。韓国、中国系も色々入手しました。気に入っていたのはソニー・エリクソンの初代Bluetoothウォッチかな。アナログの針と、下部にディスプレイがあって、そこに着信番号やメールが来たって通知が出るんですが、FOSILと共同開発だったかで、デザインも優れてて気に入っていました。液晶故障でリタイヤ。あとはPRADAフォンを使っていた時に、これもシリーズのウォッチを入手して使っていました。

【白石】:デザインは大事ですよね、スマホと違い常に露出しているものなので。

【木暮】:GALAXY Gearに話を戻すと、大きいしデザインもちょっとな感じなんですが、OSがAndroidで、ソフトウェアで色々応用できそうで面白い。Facebookの通知は手抜きですが、LINEのアプリ対応はまあまあよくて、メッセージのテキスト内容が表示してくれて便利です。

【椿山】:腕にバンドをつけて健康管理ができるというデバイスもありますが、スマホほどのインパクトは感じません。

【木暮】:今は活動量というか歩数を取ったりできますが、いずれ身に付ける系の周辺デバイスは生体情報も取って、スマホ連携させるって流れは確実に来るんじゃないかと思います。キャリア各社も色々始めていますけど、社会に役立つ使い方になりますからね。データをキャリアに押さえられるのは納得行かないけど、無駄なキャッシュバックだとかに金をつぎ込んでいるなら、そういう社会に役立つほうへ回して欲しいですね。

【椿山】:そうですね。しばらくはスマホをハブとして様々な機器がクラウドとつながる予感はあります。時計型端末はその一例にすぎないですね。通信チップがより小型化されて、各デバイスが直接クラウドにつながると違った世界がみえてくるかもしれませんね。

■来年スマホを選ぶとしたら?

【小板】:では、来年スマホを選ぶとしたら、どんなものが欲しいですか?あるいは何を基準に選択しますか?

【椿山】:私はやっぱりiPhone 6ですかね。とりあえず大画面化するとして。そろそろメカスイッチのホームボタンはタッチ画面にしてもいいのでは。ソフトバンクのAndroid端末とおなじようにTD-LTEとFD-LTEに対応してくれると嬉しいかな。

【白石】: iPhone 6は、二年ぶりのフォームファクタ変更ということで大型化や曲面ディスプレイの噂がありますが、それよりもやはり回線面で、おっしゃるようにTD-LTE対応や、一気にLTE-A対応も期待したいです。

【吉川】: iPhoneが11acに対応すると11acルーターの普及も進む気がします。

【小板】:私は、AndroidはもっとUIがよくなってもいいと思うんで、まずはもっと洗練されたOSがのってるスマホですね。ボタンやタッチという概念を超えたものも欲しい。触っていて楽しいものがいいですね。

【木暮】:先月韓国行きましたが、やはりサムスンとLGエレクトロニクスはグローバルで頑張っていますが、日本のメーカーも頑張ってもらいたいところ。サムスンはさすがトップを走っているだけあって、独自のブランドを前面に出して端末を供給しているという感じ。一方、LGはローカライズで頑張っている感じですね。isaiなんて、よく頑張ったなと思います。日本のキャリアの要求に応えて。そういう粘り強さを感じます、韓国のメーカー。日本メーカーはドコモのツートップ戦略以降、すっかりやる気なくした感じで。

【白石】:Androidは、この間Nexus 5を触って、端末自体もですし、Android 4.4のUIは快適でした。また、新しいAndroidはほぼNFC対応なので、もっとNFCを活かしたサービスやオプション品が出てくるといいなと思います。あと、選ぶ基準としてはやはり回線ですかね。国内については、最初の方にも出てましたがLTEはかなり繋がるようになりました。ランドマーク調査や山手線調査なんかに行ってもほぼ100%LTEが入ります。あとは、郊外や、電車の沿線から離れた住宅街なんかでもう少し頑張ってほしいです。

【小板】: エリクソンの発表では、LTEは世界人口の10%のカバレッジ。今後6年間で60%になるとのこと。

【白石】: LTEが世界でどんどん広がるとすれば、最近話題ですが国際ローミング対応も重要になりますね。

【椿山】:通信速度は、体感上の速さはもう十分かなという印象です、調子に乗って動画なんか見てると、3日で1GBの規制がかかるし(笑)。

【小板】:通信速度が現状で十分という見解もよくでる話ですが、ADSLやISDNのときもそのような話はあったはず。なので、速度の追求はしていくべきなんですね。もっと言えば、体感速度の追求を。

【白石】: 確かに、テレビの画質やスマホのディスプレイの解像度も、もう十分と思っていても、4Kなど高解像度のものに慣れるともう戻れなかったりしますし、コンテンツ側のリッチ化もまだ進むでしょう。通信速度の問題だけではないですが、体感速度は追求すべきですね。なのでLTE advancedの実用化や、WiMAX 2+の今後には注目しています。速度制限の問題はもちろんありますが。

【小板】:速度制限については、エリクソン担当者は制限の仕方にバリエーションができると予測している部分もあります。ゴールドプラン、シルバープランのように。ひとつの考え方としてですが。

【白石】: やはり、現状はみんなが画一のプランに入れられているのが問題という気がします。MVNOの存在意義もその辺りにあるのかなと。
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《RBB TODAY》

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