【ギガ特集】IEEE802.11ac対応スマホで我が家のWi-Fi環境にリンクしてみた
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このようなたゆまぬ技術進歩によって802.11acが利用可能になったが、一番身近な機器としては最近話題のiPhone 6/6 PlusやGALAXY 5Sなど各社スマートフォンにも標準で装備されている。しかし、これらの機器の通信性能をフルに発揮させるためにはWi-Fi環境つまりWi-Fiルータ(親機となる無線LANアダプター)が802.11ac対応機でなければならない。加えてインターネット回線をFTTHサービスの1ギガbpsコースなどのような光ファイバーを用いた高速通信サービスに契約しておかなければ、インターネット接続時にボトルネックが発生して802.11acを導入した意味を失いかねないので接続料金云々を度外視してでも契約の際には重要なポイントとしてチェックして欲しい。ちなみに筆者は、関西方面でFTTHサービスを展開しているケイ・オプティコムのeo光ネット(ホームタイプ)1Gコースに契約してインターネット回線を利用している。
基本的に1ギガコースを望む場合ホームタイプまたはメゾンタイプで同社に申し込む。すると工事内容や工事日などの事前打ち合わせが進行し平行して無料でレンタルできる「一体型eo光多機能ルータ」が手元に送られてくる。そして予定した工事日に光ファイバーケーブルの引き込みと回線終端装置が設置されたなら
「一体型eo光多機能ルータ」を付属のケーブルで接続して電源を投入すれば後は本体の有線LANポートにLANケーブルでパソコンを接続すればインターネットにつながるというステップだ。また同社の接続サービスはプロバイダー機能も同時に提供されるので料金明細がわかりやすく、もしもサポートが必要な場合でも窓口が一つという特徴を持っている。一方、光ファイバーケーブルを宅内に引き込んで光回線を利用可能にする会社とユーザがその光回線を利用してインターネットに接続するための手助けをしてくれるプロバイダー会社を別々にチョイスする契約方法もある。こちらの場合は主に複数のプロバイダー会社から好みのプランを検討してサービスや料金を比較できることがメリットといえるかも知れない。なお、ケイ・オプティコムのeo光ネット(ホームタイプ)1GコースではWi-Fiを利用する場合(月々税別96円)有料オプションを本契約に追加することになる。これを追加すれば前述の「一体型eo光多機能ルーター」に「無線ルーター機能」がプラスされて、802.11acのWi-Fi接続が実現するのだが、その際に別体機器が増えることもなく配線に悩まされることも皆無なのでインターネット回線機器周辺がスッキリしている点も家庭に喜ばれそうだ。
さらに個人的に気になる「無線ルーター機能」の性能面を調べてみると(後述するMIMO方式アンテナ数は3×3なので)現在市販されている802.11ac対応Wi-Fiルータの上位機種と遜色のないスペックを持ち合わせている。加えて従来のWi-Fi規格(IEEE802.11a/b/g/n)をもサポートしているので子機側が802.11ac非対応であっても心配は無用だ。
(余談だが、これを仮に60ヶ月間同一価格で利用した場合のコストは同程度の市販品購入価格で比較してみても決して高くないしむしろ安価だと思われる。おそらく5年後には現在よりも高性能なWi-Fiに進歩しているだろうし、違うWi-Fiサービスを受けている可能性を考えると利用者にとって無駄が省ける効率の良いサービスだと言えるだろう。)
《鈴池和久》
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