“ビール飲まない世代”が飛びついた「ホワイトベルグ」 異例のヒットにはワケがある
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飲んでみると、ビールというより、スパークリングワインなどを楽しむ感覚を思い起こす。「サッポロ黒ラベル」と比べてみると、キメ細やかさとスパイシーな香りが際立った感じだ。同社ブランド戦略部・傳田氏は、個性的なホワイトベルグの「飲み方にも特徴がある」と話す。
「スパイシーなビールということで、カレーなどのスパイスの効いた料理や、酢を使ったメニューにもあうという声を聞く。意外だったのはチョコレート。チョコの香ばしさとホワイトベルグの香味の相性がいいという声もあった。香りが楽しめるという意味で、常温でもおいしく飲んでもらえるはず」(傳田氏)
昨今のクラフトビールブームのなか、100円台で買えるという“手ごろ感”もヒットの理由のひとつ。SNSに敏感な20代・30代のファン層が次第に形成され、「○○の○○店で売られているのを見つけた」などといった“つぶやき”とともに、目当てのホワイトベルグをゲーム感覚で探すユーザーも増えたという。「ホワイトベルグの楽しみ方や取扱店情報などがSNSなどで頻繁に情報交換されているのを見て驚いた」と後藤氏・傳田氏は口をそろえる。
いっぽうで、ビールから遠ざかっていた20代・30代にとって酒税法の区分は関係ないという声もある。SNS上では「ビール・発泡酒・新ジャンルといった区分はあまり気にならない。『うわっこれ旨いっ』と思えば友だちにシレッとすすめる」(20代女性)というコメントもあった。
若者の“ビール欲”に火を点けたサッポロのホワイトベルグ。サッポロは1月、同商品のリニューアルを実施。「中身や概観に変わりはないが、ロゴのブラッシュアップと背面の情報を追加した。さらに、ベルギーのゴールデンエールをもとに限定製造された『ゴールドベルグ』や香りが楽しめるオリジナルグラスのセットが当たるキャンペーンも展開する」と同社。“まさかのヒット”で話題を呼んだホワイトベルグ。“ビール離れ世代のホワイトベルグ推し”はまだまだ続きそうな気配。
《大野雅人》
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