新生VAIO発表、「Made in AZUMINO JAPAN」へのこだわり 2ページ目 | RBB TODAY

新生VAIO発表、「Made in AZUMINO JAPAN」へのこだわり

IT・デジタル ノートPC
VAIO Z
VAIO Z 全 10 枚
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■コンセプトは“Made in AZUMINO JAPAN”

 本日開催された新製品発表会にはVAIO株式会社の代表取締役社長である関取高行氏が登壇し、質疑応答では集まった記者からの質問にも答えた。

 今回発表した新製品の「産みの苦しみ」について、ポイントを訊ねられた関取氏は「全部でした」と微笑みながら、次のように回答。「7月1日にVAIO株式会社が誕生してから、まっさらな会社を立ち上げていく苦労もあり、同時に今回の2製品の開発がスタートした。本日の発表までには全社員の苦労があった。とても感慨深いものがこみ上げている」と喜びをかみしめた。

 今回発表された2機種のVAIOはいずれもシリーズの顔になるフラグシップモデルだ。関取氏は「その品質に自ら責任を持つために“Made in AZUMINO JAPAN”をコンセプトに掲げながら、全社スタッフで作り上げる。ものづくりの常識を“過程”から変えることにも挑戦した。これからはメーカーが一方的にものをつくって売るのではなく、ユーザーと一緒につくる“共創”というスタンスを追求したい。その表明が、14年10月に開発段階にVAIO Prototype Tablet PCを一般に公開して、クリエイターの皆様に使っていただきながらフィードバックを元に作り上げてきたVAIO Z Canvasそのもの。これからのVAIOは“顧客視点”ではなく、一人ひとりのお客様に目を向けた“個客視点”により、ユーザーが本当に必要な製品をつくることに邁進していきたい」と力を込めて語る。

 他社とのものづくりにおける積極的なコラボレーション展開も関取氏がVAIOのビジョンとして掲げる目標の一つだ。昨年の「Inter BEE 2014」には4K映像のソリューションについて、キヤノンとVAIOが実施したコラボレーションが事例として紹介された。また既に発表されている日本通信との協業による「VAIOブランドのスマートフォン」についてもコラボレーションを加速していく考えが述べられたが、本日時点で具体的に明らかにされることはなかった。
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《山本 敦》

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