富士フイルム、スマホ連携型の店頭プリントサービス発表……データのWi-Fi送信や豊富な画像編集機能を搭載
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
そして今回発表された新たな取り組みのなかで、中心的なサービスとして発表されたのが、店頭プリント受付機向けのソフトウェア「Wonder Print Station」だ。この詳細については、イメージング事業部 統括マネージャーの種田進氏から説明があった。
「Wonder Print Stationの大きな特徴の一つが、分かりやすくて便利な注文機能です。『FUJIFILMおみせプリント(わいぷり)』アプリを利用することで、プリント受付端末に写真をWiFi経由で送信できます。さらに、イメージオーガナイザーによって良い写真には星印が付くので、プリントするものをスムーズに選択できます」
さらに、「Wonder Print Station」では機能や操作性を、よりスマホライクで直観的なものに変更しているという。
「メニュー画面などでは、スワイプやタップといったスマホ的な操作にも対応しました。写真の拡大縮小や回転も直観的に行えます。さらに、画像編集機能についてもバリエーションを増やしており、好きなフレームやスタンプを選んだり、手書き風の文字も入れられます」
なお、同社では6月に原宿店のようなコンセプトショップを中国の上海、およびフィリピンのマニラにもオープン。欧州などでの展開も予定しており、写プライズを通じて写真の楽しさをグローバルに提供していくという。
■スマホとの親和性が最大の特徴
記者会見の終了後、会場では「Wonder Print Station」を導入した端末のタッチ&トライが行われた。そのなかで、同社担当者に話を聞くことができたので、その詳細についてもお伝えする。
--- Lサイズプリントからの脱却というお話があったが、今回なぜこのようなプロモーションやソフトウェアの提供を行うことになったのか?
「デジカメやスマホでの撮影が中心になり、ショット数は増えたのですが、逆にプリント機会は減少傾向にあります。これは、弊社のプリント事業に直結する部分なので、写真を通じて何か新しい機会を提案したかった。これは社内で“付加価値プリント”と呼ばれているのですが、写真のオシャレさや楽しさを伝えるという以上に、どんな用途で写真を使うのか。それをトレンドに敏感な若者の目線から考えたのが、今回のプロモーションです」
《丸田》
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