NetflixやAmazonの登場で“動画配信元年”に!?……2015年まとめ(IT・サービス編) | RBB TODAY

NetflixやAmazonの登場で“動画配信元年”に!?……2015年まとめ(IT・サービス編)

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ソフトバンクグループの孫正義社長
ソフトバンクグループの孫正義社長 全 24 枚
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 2015年、RBB TODAYで紹介した記事から注目の出来事を振り返ろう。ここでは、通信サービスのほか、ソーシャルメディアをはじめとする各種のウェブサービスやテクノロジー、セキュリティ関連の事象について取り上げている。

【1月】
●WiMAX 2+、キャリアアグリゲーション導入で「ヤ倍速」に……下り最大220Mbps
●Windows 10、1年間は無償アップグレードが可能……新デバイス「HoloLens」も発表
●ソフトバンクモバイル、ワイモバイル・BB・テレコムなどグループ通信会社を吸収合併

 イー・モバイル、ウィルコムを統合しワイモバイルを創設したソフトバンクだったが、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムも吸収合併(4月1日付)。通信系をすべて集約した新生「ソフトバンク」が誕生することに。これにともない、旧ソフトバンクは、社名を「ソフトバンクグループ」に変更している(7月1日付)。

【2月】
●NTT Com、ネットや電話をまとめて割安に利用できる「OCN 光」開始
●ソフトバンク、感情認識ロボ「Pepper」初回生産分の販売を開始
●ソニー、ウォークマンなどビデオ&サウンド事業を分社化……他事業も順次分社化

 NTTが2月1日より光回線の卸売サービスを開始。多くの企業が新たに光回線の提供に参入。ここでは代表例として「OCN光」をとり上げた。2016年4月には、電力小売り全面自由化も始まり、さらなる複合型サービスが登場しそうだ。

【3月】
●Apple、医療データの大規模収集を可能とする「ResearchKit」発表
●任天堂がスマホゲームに進出! DeNAとの提携を発表
●Tポイント・ジャパン、ソフトバンクMが資本参加……ヤフーも追加出資

 任天堂がスマートフォン領域にいよいよ進出。ゲーム事業では絶対的な王者の任天堂だが、ことネット展開においては、いまひとつ輝きを出せなかった歴史がある。DeNAと提携することで、どのような展開が起きるのか要注目。

【4月】
●日本のインターネットデータの流通量、1年で4割増
●Twitter、誰とでもダイレクトメッセージを送受信可能に
●Google検索、「モバイル フレンドリー アップデート」を実施

 Googleが検索結果の重み付けを変更。スマートフォンの普及にあわせ、「モバイル対応をちゃんと行っているページ(モバイル フレンドリーなページ)」について、モバイル版の検索結果の順位を引き上げる変更を行った。インターネットデータの流通量増も、スマートフォンの普及がその背景にある。なお4月にはApple Watchが発売されている。

【5月】
●東京電力、リクルートらと協業しポイントサービスなどを展開へ
●ソフトバンクモバイル、SIMロック解除は“180日縛り”……3社横並びの対応に
●ヤフー、取締役会長の孫正義氏が退任……ニケシュ・アローラ氏が新会長に

 スマートフォンや携帯電話を、キャリアに関係なく自由に利用できるようにする「SIMロック解除」が本格化。製品購入から180日経過を基本として、SIMロック解除が可能になった。これまで海外渡航者など、限られたユーザーしか認識していなかった「SIM」という単語が、一気に知名度をアップさせた。

【6月】
●総務省、「ドローン」など小型無人機の活用について議論
●「LINE MUSIC」サービス開始……LINE経由で音楽シェアも可能
●Androidスマホ版「Word」「Excel」「PowerPoint」が正式公開

 観光地などでドローンを飛ばし撮影を行っていた、通称「ノエル」少年が5月に逮捕された。災害地支援・インフラ観測・農業などでの活用に期待が集まっていたドローンだったが、便利さゆえの危険性にも注目が集まる結果となった。法改正やルール作りなどで、健全かつ安全に運用できる体制が出来上がることを期待したい。同月には「セキュアドローン協議会」も発足している。

【7月】
●「Apple Music」メンバーシップの購読をオフにするには?
●ドコモとラオックス、訪日外国人向けの新サービス提供で提携
●「Windows 10」本日発売……無償アップグレード条件や動作条件に注意

 今年の流行語にもなった「爆買い」に象徴されるインバウンド(訪日観光客)需要。ショップはもちろん、ネットサービス各社も、さまざまな形でこのビッグウェーブに乗ろうとしている。ドコモは、ラオックスでの買い物に利用できる特別優待サービスを提供。ラオックス側は、これにより通信インフラとマーケティング接点作りを強化するのが狙いだ。
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《冨岡晶》

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