テレビ、ラジオに続く“第3の放送”!? 新デジタル放送「i-dio」が開始へ
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i-dioでは音声5チャンネル、映像1チャンネルでスタートする。記者説明会には、コンテンツプロバイダの2名が登壇して放送内容を紹介した。乗用車のドライバーに向けた専用ラジオチャンネル「Amanek」を提供するアマネク・テレマティクスデザイン CMOの庄司明弘氏は、3.11の東日本大震災を振り返り「もっと救える命があったのではないか。乗用車を運転する人に、もっと新しい形でサポートできる放送を目指している。アナウンサーの音声とTTS(自動音声)を組み合わせた、人の体温が感じられるテレマティクスサービスにする」と説明。同チャンネルでは、厳選された高音質ドライブミュージック、毎時間15分先を伝える自動音声エリア天気予報、スポット情報に加えて夕焼けや星空情報なども提供される予定。
TS ONEチャンネルを展開するTOKYO SMARTCAST 編成制作部長の砂井博文氏は「320kbpsの帯域を使った放送では、CDに近い最高音質を再現できる。小林克也さんをはじめとする、各業界の音楽愛好家がDJを担当する「PREMIUM ONE」、音楽ブランドBillboardと連携した番組「Billboard JAPAN HOT 100」などを予定している」と紹介した。
■ネットラジオとの違いは?
「radiko.jp」のようなインターネットラジオでも、デジタル音源を放送に使用している。これとの違いについて聞かれると、VIPの仁平成彦氏は「従来の放送では、デジタル音源を圧縮して配信している。そのため、元もとの音を失っている。その何倍もの情報量で提供する320kbpsの音はクリアで奥行きがあり、原音に近い」と説明した。
広告戦略を含め、今後の展開について藤氏は「NOTTVのようにテレビCMなどを打ちたいところだが、i-dioではまずコアな音楽ファンに訴えて、そこから浸透させていきたい。FMラジオでも紹介するほか、書店などでもお知らせしていく。i-dioチューナーを無償貸与したモニターは5万人に上る。ちなみにNOTTVは2万人だった。チューナーを増産して、最終的に10万人のモニターに配りたい。スタート時はiOS/ Androidのみに対応するが、第3四半期の頃にはWindows PCでも聞けるようにしていく考えもある」と説明した。
会場では詳しい説明がなかったが、i-dioが視聴できるコンパクトな機器「防災ラジオ MeoSound VL1」が福岡県で配備されるなど、地方自治体の取り組みも進みつつあるという。これに関して藤氏は「この4~5年で、全国の自治体の1/3には採用していただける見通し。調査により、それだけのニーズがあることが分かった」と説明した。
《近藤謙太郎》
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