若者の○○離れ、今度は「Facebook離れ」? 1年で利用率半減 | RBB TODAY

若者の○○離れ、今度は「Facebook離れ」? 1年で利用率半減

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 とにかくどのジャンルについても言われる「若者の○○離れ」。背景には“若者の貧困化”があり、“お金がないから○○しない・○○を買わない”だけ、という説もある。「車離れ」「恋愛離れ」などは確かにそれでいちおうの説明はつきそうだ。

 一方で、何事も流行り廃りがあるため、お金と関係のない無料サービスなどであっても、若者の心が離れてしまうといったことは十分ある。

 これについて、ジャストシステムが毎月実施している「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の最新版(2016年4月度、有効回答数1,100名)結果によると、「Facebook」について、10代の利用率低下が顕著だという。1年前の2015年4月度調査では45.0%だった利用率が、今回の調査では、27.0%と半分近く落ち込んでいるのだ。

 Facebookそのものは基本無料だから、お金がかかるといった理由ではないと思われる。流行という点でいえば、10代、とくに女子の人気が、同じFacebook傘下のInstagramのほうに移っており、そのため利用率が低下しているということはあるかもしれないが、それでもかなりの下がり方だ。なお全年代でのFacebookの利用率はほぼ横ばいで、ここまで低下は見せていないので、10代の特徴といえる。

 日本のSNSとしては、黎明期はmixi一強だったが、Facebookが日本でも拡大し、やがてLINEやTwitterも広義のSNSとして利用が拡散していったイメージだ。初期から利用していた世代としては、“コミュニティ型SNS”をまだまだ利用したい気持ちも強いので、ぜひFacebookが盛り返して欲しいところだ。

《赤坂薫》

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