【検証レビュー】総合的な完成度の高さにこだわった「HTC 10」は“買い”か?
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なお、カメラアプリは全体にシンプルなデザインにまとめられているように感じた。UIのメニューが撮影のプレビュー画面の上にでかくオーバレイしてくることがないので、撮りたい写真の構図を決めたり、被写体にじっくりと注視できる。反面、メニューアイコンが少し小さめなのでタップしづらく感じる向きもあるかもしれない。
カメラは「画素数を無理に追わず、“明るい撮像素子”を使うことを優先した。1.55μmというピクセルサイズはスマホ搭載のセンサーとしては最大クラス。レンズもF1.8で明るさ重視。つまり、多くの外光を取り込んで、暗所でもノイズの少ない写真が撮れる」と玉野氏がカメラ機能の特徴を語る。
同機のカメラに搭載されているCMOSセンサーの解像度が、近年主流になりつつあるメイン16MP・フロント8MP超えよりも小サイズである、メイン側約12MP、フロント側約5MPというスペックになっている理由はこんなところにあったのだ。なお、メイン・フロント側の両カメラユニットともに光学式手ブレ補正機能が搭載されているので、夜景撮影にも安定感を発揮する。AFはレーザーフォーカスを採用した。フロント側には86度の広角レンズを採用し、“セルフィ”撮影にも本機らしさを発揮する。
ここでいったん、同機のデザインに目を向けてみよう。ボディのフレームはフルメタル素材。玉野氏はこれを「HTC史上最高のフルメタルボディ」とアピールしている。今回日本で発売されるカラバリは、プロモーションカラーである深紅の「カメリアレッド」のほかカーボングレイとトパーズゴールドの3色になる。グローバルモデルにはシルバーも存在しているが、日本では展開なし。玉野氏が“肝いりのHTCレッド”と称するカメリアレッドは、今回世界で初めて日本で発売されることになる。
手に持ってみると、アルミのきめ細かな質感が心地よく感じる。デザインのテーマは「光と影の芸術」。いくつかのメタル加工技術を組み合わせたことで、サイドフレームやコーナーにシャープなエッヂ感を加えている。「ガラスとボディのつなぎ部分の成形にこだわった」と玉野氏が強調するディスプレイ側は、2.5Dガラスを導入してつなぎ目が見えないよう繊細に仕上げている。電源ボタンが少し小さくて見た目にはわかりづらいように見えるが、パーツに凹凸のスリットを設けて指で振れた時に触感ですぐに電源ボタンであることがわかるようになっている。本体をサイドから見た時のフォルムにもこだわった“横顔美人”なスマホだ。
《山本 敦》
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