低照度の人工照明でも動作する小型Bluetoothビーコン | RBB TODAY

低照度の人工照明でも動作する小型Bluetoothビーコン

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IoTを活用した位置情報サービスのイメージ。施設利用者向けの各種サービスから、従業員や物流などの位置把握などが可能となる(画像はプレスリリースより)
IoTを活用した位置情報サービスのイメージ。施設利用者向けの各種サービスから、従業員や物流などの位置把握などが可能となる(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
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 大日本印刷(DNP)は22日、低照度の人工照明でも動作する「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」を発売開始した。

 最大の特徴は、低照度環境下でも安定動作する屋内用太陽電池を搭載し、電池交換などを気にせずに利用できる点。また、Bluetoothを採用することで、従来のGPSやWi-Fiを使った位置情報サービスでは苦手としていた複雑な構造の屋内施設でも安定した位置情報の取得が可能だ。

 ちなみに設計コンセプトとしては、デパートの一般的な陳列棚のJIS照度基準をもとに、照度1.000lxで100ミリ秒(1秒間に10回)の信号発信できるというもので、200~1,000lxの人工照明下で運用することができるとのこと。

 同製品は、外形寸法63mm×115mm×12mm、重量65gと小型軽量で、iBeaconとEddystoneの2つのビーコン規格に対応。OSMOTICの種類を問わず使用でき、iOS/Android両方に対応している。参考価格は1台15,000円だが、ロットにより個別見積り対応となるという。

 同社は流通や小売から空港、鉄道などの屋内施設を持つ企業向けに、IoTを活用した位置情報サービスを今年秋から提供することを予定しており、同端末の販売とともに関連デバイスやバックエンドシステムの開発を行い、今後3年間で6億円の売上を見込んでいる。

 同製品は、天井や壁、デジタルサイネージなどに設置し、施設利用者のスマートフォンなどと通信させ、クーポンの配布や、道案内を行ったり、動線管理によるマーケティング活用などもできる。

 すでに羽田空港の「国内線保安検査場待ち時間ご案内サービス」のスマートフォンアプリ向けに先行導入が行われているという。

《防犯システム取材班/小池明》

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