MVNOの可能性を広げる?IIJ、“縛り”から開放された「フルMVNO」を2017年提供へ
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IIJでは2009年3月にレイヤ2接続によるサービスを日本で初めて開始し、従来なかったような料金体系とサービスを実現させた。これによりSIMロックフリーという新たな市場も創出した。「イノベーションは成功したが、その一方で競争は激化した。レイヤ2接続による競争には限界がきている。MVNOのさらなる発展には、次のブレイクスルーが必要」と島上氏。それこそがフルMVNOの取り組みだという。
■HLR/HSSの開放とは
これまでMVNOの発展には、HLR/HSSの開放が必要だと言われ続けてきた。HLR/HSSとは、SIMカードを管理するためのデータベース。SIMカードの契約を識別するIMSI(イムジー)、電話番号、通信を暗号化するためのキーなどが含まれている。これにより該当デバイスがサービスを利用できるのか(認証)、どこでサービスを受けているのか(位置登録)、などの情報をやりとりしている。
「これまでは、NTTドコモのSIMカードをお借りしていた。したがってSIMカードの中に含まれる情報は、我々がコントロールできなかった。今後はSIMカードの中身をコントロールすることが、サービス拡充の肝となる」と島上氏。IoTの時代に要求される機能について、「リプログラマブル」(SIMカードに含まれるプログラムを書き換えられる)、「エンデベット」(これによりSIMカードを基盤に埋め込むことも可能)、「マルチプロファイル」(書き込まれた情報を切り替えることで、柔軟なサービスの提供が可能になる)を挙げている。
《近藤謙太郎》
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