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そして実際にGoogleアシスタントが実在するヘアサロンに電話をかけたという音声が会場で流された。まず、「何月の何日ににヘアカットの予約を入れたい」と用件を伝えると、相手の「お待ちください」に対して「Mm-hmm」と自然な相槌を入れる。続けて時間の希望を聞かれ、「12時」と答えるも、あいにくその時間は埋まっていると聞かされる。すると「10時から12時でどこか空いていない?」と切り返すし、最終的に、「サービスによるけど希望は?」と聞かれて「女性のヘアカットだけ」と答えたところで、「それなら大丈夫、10時で」と予約が成立した。
言われなければAIとは思わない自然な会話に、会場からも驚きと歓声があがっていた。このGoogleアシスタントがおこなった予約に関しては、ユーザーのスケジュールにも自動で同期されるという。現状、あくまで店舗の予約という特定のケースにおける精度ということにはなるだろうが、これがさまざまなケースで活用できるレベルになれば多くの人の時間の節約につながり、新しいビジネスが生まれる可能性につながる。ピチャイ氏はそうなるように、さらに開発を続けていくと明言した。