声優の花澤香菜が、15日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演。これまでの挫折経験を語った。
もともと子役出身の花澤は、明石家さんま司会の『やっぱりさんま大先生』(フジテレビ系)や、KinKi Kids堂本剛主演の東芝日曜劇場『ガッコの先生』(TBS系)でも活躍。だが子どものころは自身の声にコンプレックスを持っていたという。これについて花澤は「(自分の声が)あまり好きじゃなかったんです」と切り出すと、「油断すると高い声が出ちゃう。“ぶりっ子”してると思われるんじゃないかとイヤで、わざと低く喋っていた」と回顧。
そんな彼女に声優の仕事が初めて舞い込んだのは14歳、中学2年生のとき。17歳のときにはオーディションでロボットアニメのヒロイン役を勝ち取る。だが世間からの評価は思わしくなく、「(ネットの)掲示板は『棒読み』(という意見)だらけでした」と笑った。
次第に自信を失い、高校卒業と同時に芸能界から去ることを考えた花澤。そんな彼女に、現在のマネージャーから「声が良いから辞めないで。唯一無二の声なんだよ」と励まされ、「思い切って声の仕事をやってみよう」と声優を本格的にスタート。
そんな彼女の出世作の一つとなったのが、2009年放送のアニメ『化物語』。ここで演じた内向的な美少女がハマり役となり一躍ブレイク。コンプレックスだった自身の声が唯一無二の武器へと変わったことについて、「本当に“贈り物”というか、生まれてよかったなというか、本当に両親に感謝だなと今は思います」と語っていた。