【韓国ドラマ】『潜入弁護人』エリート高校生徒役のイ・ジュニョン、役作りを明かす

　『逆賊』『とにかくアツく掃除しろ！』などで知られるユン・ギュンサン主演の韓国ドラマ『潜入弁護人～Class of Lies～』のDVDが現在レンタル中だ。

　同作は、陰謀によって資格をはく奪された超一流弁護士が、事件の真相を暴き、身に覚えのない濡れ衣を晴らすために臨時高校教師となり、巨大な権力の闇に立ち向かうクライムエンターテインメント。

　このほど、主人公が潜入するエリート高校の生徒役で出演したイ・ジュニョン（U-KISS JUN）が、自身が演じたキャラクターや、役作り、共演者について語った。

――ドラマの内容と、演じたキャラクターを簡単に紹介してください。

　名門高等学校で、疑惑に満ちた殺人事件が起こります。その真相を明らかにするため、ひとりの弁護士が学校に潜入、そこから物語は展開します。僕は、すべてにおいて完璧な優等生、ユ・ボムジンというキャラクターを演じました。もちろん、現実の僕はそんなことはありません（笑）

――この作品に出演を決めた理由は？

　ほかの学園ドラマと違って、学校の外部からある人物が学内に「潜入」して事件を解決します。この「潜入」という単語に惹かれました。これが他の学園ドラマと大きく違うと思い、僕もぜひ出演してみたいと思っていたところにオファーを頂き、出演が決まりました。

――これまでOCNチャンネルのドラマはご覧になりますか？

　『君を守りたい～SAVE ME～』、『バッドガイズ-悪い奴ら-』などを見ました。他のチャンネルのドラマと違って、重みのあるドラマが多い気がして、そういう作品が好きな僕は、楽しく見せていただきましたね。

――台本の読み合わせや、撮影はどうでしたか？

　台本の読み合わせをして、面白いと思ったことも多かったのですが、僕は逆に「ここは気をつけなきゃな」と思った部分もありました。現場は、「ここは悩んでいるんですが、どう演じましょうか」と自由に質問できる雰囲気ですね。自分にとって、学べる現場になりました。

――名門高校のトップクラス4人組のメンバーですが、4人組の中でのボムジンの役割は？

　4人組の中で、一番頭のいい生徒ですね。法律的なことにも見識がある、ひとことで言ってエリートです。4人組の中ではブレインのような役割を果たしています。

――ボムジンというキャラクターの魅力は？

　一見すると、とてもいい子に見えるんです。親にも先生にも友人たちにもよくする、とってもいい子。でも、それだけじゃない。どこか闇を抱えているところがある。見ている方たちも、「あれ？　彼は本当はどういう子なの？」と疑問を抱かせるキャラクターですし、そこが彼の魅力だと思います。

――役作りで努力した点は？

　友人たちと、ワーッと盛り上がっていて、突然真面目な顔になって黙り込むっていうのをやっています。実際の僕は、一度笑い出すと、笑いが止まらないタイプ。それで、突然真面目な顔をする練習をしていました。みんな、驚かせてごめん（笑）。

――チェ・ギュジンさんとは、『甘くない女たち～付岩洞＜プアムドン＞の復讐者～』に続く共演ですが……

　ギュジンとは2年ぶりの共演になります。実はこんな話があります。監督と打ち合わせを終えた後、「4人組の男子メンバーには誰ですか？」と質問したんです。ギュジンだと聞かされて、思わず叫び声をあげてしまいました（笑）。人見知りが強い僕は、前回のドラマで共演したギュジンとまた仕事をできるのが本当にうれしかったんです。さっそくギュジンに電話を掛けました。ギュジンは僕が出るのを知っていたようでした。「またよろしく頼むよ」「一緒に飯を食いに行こうな」。そんな話をしましたね。

――では、名門高校トップクラス4人組の仲間たちへメッセージをお願いします！

　「やあ、みんな。元気にしているかい？　僕はボムジン。ミョンソン高の名誉を傷つけないように、いつも気をつけな。一番重要なのはいつでも（頭を指さして）ここさ。シンキング！　それを忘れないようにな」。……これは僕が言ってるんじゃないですよ、ボムジンの発言ですから（笑）。

――同作はジュニョンさんにとってどのような作品になりましたか？

　僕の演技人生において大変多くのことを学び、生涯決して忘れることのできない、本当に大切な作品となりました。

――最後にドラマをご覧なる視聴者へ見どころとメッセージ、お願いします。

　このドラマは、若手の出演者が多いと言われていますが、そんな若い俳優たちが醸し出すシナジー効果が期待できると思います。ぼくもそれが楽しみですし、ご覧になる方もその点にも注目してご覧いただければと。『潜入弁護人～Class of Lies～』は、皆さんが突っ込んで欲しいと思う社会問題を取り上げたドラマです。どうぞご期待ください。