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フィギュアスケート男子の羽生結弦が14日、「北京オリンピック」個人戦終了後初めての会見に臨んだ。ネットでは彼の発言に反響が寄せられている。。
10日に行われたフィギュアスケート男子シングルは4位だった羽生。このフリーが終わってからのメディア出演などはなかったが、取材の希望が殺到したため記者会見が行われた。夕方のニュース番組は一斉に生中継を行った。
その生中継で彼が語ったところによると、羽生は実はフリー前日、4回転半の練習のときに捻挫していたという。ドクターからは「10日は絶対安静にして」と言われていたものの、当日6分間練習の直前に注射を打ってもらって出場することを決めたと語った。
本番で挑んだ4回転半について「ジャンプとしての最高点にはたどり着けたと思っている」と自己評価。「回転の判定もいろいろあるが、僕の中ではある意味納得している。満足した4回転半だったと思っている」とも述べた。
また、この4回転半を目指していた理由として「僕の心の中にいる9歳の自分がいて、あいつが『飛べ』とずっと言っていた。『お前、下手くそだな』と言われながら練習していた」と打ち明けつつ、「今回のアクセルは褒めてもらえた」と笑った。
「今回のオリンピックは最後のオリンピックか」との質問には「ちょっと分からないです。えへへ」と苦笑い。「フィギュアスケーターとしてそんなところは他には無いので、すごく幸せな気持ちになっていたので、また滑ってみたいなという気持ちはもちろんある」と吐露。多くの応援や、地元ボランティアからの温かい歓迎の中での演技について「そんなスケーターなかなかいないよなって思うし、羽生結弦で良かったなって思った」と振り返った。
今後について改めて問われると、「4回転半を降りたいという気持ちはもちろん少なからずある。それと共に、自分のプログラムを完成させたいなという気持ちはある」と回答。
一方「自分のアクセルが完成してしまったのではと思っている自分もいる」「次のオリンピックとか、どこでやるのかなど自分の中でも把握できていない自分がいる」と葛藤を打ち明けつつ、「これからも羽生結弦として、羽生結弦が大好きなフィギュアスケートを大切にしながら極めていけたらいいなと思っている」と話していた。
ネットではもしかしたら引退会見ではないかという憶測もとんでいたが、「本当に良かった。羽生さんを益々応援したくなったな」「羽生くんの会見を 見て 沢山の感動と勇気をもらったわ」「あんなに夢中になれるの尊敬」といった声も寄せられている。
