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4月いっぱいでフジテレビを退社することが決定している久慈暁子アナウンサー。昨年4月から番組アシスタントを務めてきた『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ)は明日26日の放送をもって降板となる。
最後の番組収録が始まると、いきなり“向上長”であるさんまから、今の気持ちを聞かれ、「やっぱりさみしいです」と特別な思いを打ち明けた一方で、「出演者の欄を見て、鬼越トマホークさんがいなくてホッとしました」とジョークを飛ばす久慈アナ。さんまから「最後の司会っぷりを見せてもらいましょうか」と言われ、久慈アナも弾ける笑顔で番組を進行していく。
しかし、収録が終盤にさしかかると、なんと、さんまから久慈アナに最後の指導が! 番組では、芸人たちがスタジオの中央に出てきて、「閉店ガラガラ!」を合図に、ネタを披露し合うという「SURVIVAL TIME」のコーナーがあるのだが、そこで「最後のあいさつは“閉店ガラガラ”や!」とまさかの“ネタ振り”を受けることに。突然のムチャぶりに最初は嫌がるそぶりを見せながらも、意を決してスタジオの中央へと進んでいくと、とまどいながらも、久慈ワールド全開のネタを、全力で披露する。さんまをはじめ数々の芸人たちが、“芸人の誇りを懸けて臨む場所”と称するエリアに、就任後初めて足を踏み入れた久慈アナは「もうとにかく怖くて。今日改めて芸人さんってすごいんだなって思いました!」とコメント。そして、やりきった後にはスタジオ全体からの拍手がわき起こり、久慈アナの目から思わず涙が。さんまも「最後の千本ノックや」と話すなど、最後の最後までお笑いの直接指導を受けた。
収録を終えた久慈アナは、さんまから学んだことを聞かれると「瞬発力」と回答。「面白くなかったとしても、何か言葉を返すことによって、お笑いのプロの皆さんが拾ってくださり、それを面白くしてくれるんです。とにかく言葉を返すっていうことがすごく大事なんだ、ということをここで学びました。それに、今回、最後の最後で“ネタをやってみよう!”という流れになったんです。以前の私だったらできなかったはずが、さんまさんのおかげで、“何かやらなきゃ!”と思って、間違いながらもトライすることができました!」とコメント。
最後は「この番組での私の立ち位置は、番組をご覧になっている皆さんと一緒に笑ったり、反応したりするような、“視聴者に一番近い存在”だったのかなと感じています。最後の放送もぜひ一緒に番組を楽しんで頂けたらうれしいです。一年間、本当にお世話になりました!」と感謝の言葉で締めくくった。
『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ)は3月26日23時10分から放送。