韓国映画の金字塔『シュリ』、4Kデジタルリマスターで25年ぶりに蘇る | RBB TODAY

韓国映画の金字塔『シュリ』、4Kデジタルリマスターで25年ぶりに蘇る

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 韓国映画界の金字塔「シュリ」が、4Kデジタルリマスター版として25年ぶりに蘇る。9月13日より、シネマート新宿ほか全国でロードショーが決定した。

 1999年に韓国で公開された「シュリ」は、南北対立を描いたスパイアクション超大作。当時の韓国映画としては空前の興行収入18億円を突破し、社会現象となった。日本でも翌年公開され、「韓国映画はハリウッドを越えているのか」と驚きと共に話題を呼んだ。

 しかし、その後韓国の出資会社側の事情で上映権が宙に浮く事態となり、長らく劇場上映や配信ができない状況が続いていた。「映画の世界地図を書き換えた奇跡の1作」「韓流の始祖」などと語り継がれながらも、観ることができない幻の名作となっていたのだ。

 今回の4Kデジタルリマスター版では、南北に横たわる悲しみと平穏な日常にある愛のコントラストがより鮮明に際立つという。また、サッカーの南北交流試合が行われる巨大スタジアムを舞台に繰り広げられるクライマックスシーンの衝撃が、より鮮烈に蘇るとされている。

 出演陣も豪華だ。主演のハン・ソッキュに加え、ソン・ガンホやチェ・ミンシクは本作を経て韓国映画界の柱を担う存在となった。キム・ユンジンはその後ハリウッドにも進出している。

 監督のカン・ジェギュは、本作の成功を受けて「JSA」や「愛の不時着」などの名作を生み出していく。「シュリ」が描く南北の切実な物語は、その後の数々の名作へとつながっていったのだ。新たに制作されたポスタービジュアルと予告編も公開された。ポスターは2000年公開当時のキーアートを踏襲しつつも、画質がクリアになったことで登場人物の表情がより際立つ仕上がりとなっている。



《RBBTODAY》

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