【スピード速報】光と無線のダウンロード増速が続く、CATVは格差拡大で伸びず
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今回は2007年10月16日〜22日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた回線種別解析を行い、回線種別ごとの平均ダウンロード速度(ダウン速度)を算出し、今年春の既報「ついに無線の実速度がダウンロードでもADSLを超える。Bフレッツも増速中」でお伝えした2007年3月27日〜4月2日の測定データと比較した。
図を見ての通り、光ファイバについては、Bフレッツ、ひかりONE、他キャリアのFTTHの全てにおいて増速が見られた。特にひかりONEは12%増速し60Mbps突破も間近というラインに達している。Bフレッツも30Mbpsの大台に乗り、光インフラの普及と速度改善が同時に進んでいることが伺われる。
また、無線インターネットのダウン速度も11%増と順調に増速しており、ADSL各種を完全に追い抜いた。対して、ADSL各種はYahoo!BB ADSLが増速、フレッツADSLとアッカADSLが微増、イーアクセスADSLと他キャリアのADSLが減速という数字になった。全体に頭打ちの印象は否めず、今後も4〜7Mbpsの範囲で増減するのではなかろうか。
CATVインターネットについては、トータルでは微減となったが、これがCATVインターネット全体の傾向と言うべきではない。というのも、先月の既報「CATV速度ランキングでは厚木伊勢原がダントツ、追う南東京、日野、豊橋」で述べたとおり、平均70.0Mbpsという高速を出す業者(局)から、1Mbpsに届かないものまで、非常に大きなスピードデバイド(速度格差)が見受けられるからである。よって、今後のCATVの速度動向は、各業者における増速よりも、低速な業者や局の統廃合によって変わっていくのではなかろうか。
《平野正喜》
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