【スピード速報】ひかりoneがアップロードで31%の大幅増速、CATVも速度向上が進む
ブロードバンド
その他
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
【スピード速報】7割以上の都道府県でダウン速度が向上、伸び率トップ2は長崎と愛知
-
【スピード速報】愛知県のキャリアシェア:豊橋ケーブルネットワークが3割強、2位のNTT西日本は半分以上が光

今回は先週の「光と無線のダウンロード増速が続く、CATVは格差拡大で伸びず」にいただいた「アップロード速度も」というリクエストにお応えする。2007年10月23日〜29日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた回線種別解析を行い、回線種別ごとの平均アップロード速度(アップ速度)を算出し、今年春の既報「ついに無線の実速度がダウンロードでもADSLを超える。Bフレッツも増速中」でお伝えした2007年3月27日〜4月2日の測定データと比較した。
図を見ての通り、光ファイバでは、Bフレッツが9%の微増であることに対して、ひかりONEは31%の大幅増速で50Mbps台後半まで達している。しかし、他キャリアのFTTHにおいては微減となった。伸び率でひかりONEを上回ったのがCATVで、41%の増速であり、ADSL各種に大きく水を開けた。これに対して、順調に伸びてきた無線インターネットのアップ速度は、頭打ちなのか減少に転じている。ADSL各種はフレッツADSLが増速、アッカADSLが微増、Yahoo!BB ADSLは横ばい、イーアクセスADSLと他キャリアのADSLが減速という数字になった。ダウン速度と同様に全体に頭打ちの印象は否めず、今後も0.8〜3Mbps程度の範囲で増減するのではなかろうか。
前回述べたとおり、今後のCATVの速度動向は、各業者における増速よりも、低速な業者や局の統廃合によって変わっていくのではなかろうかと考えられる。加えて、今回のアップ速度を見ると、無線インターネットについても、低速なアクセスポイントの改善や高速なポイントの普及により変わっていくことが予想できる。今後の動向に注目したい。
《平野正喜》
特集
この記事の写真
/