オムロン、独自センサー技術を活用したネットワークカメラ発売……子どもやペットの見守りに
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これらを踏まえたうえで、HVC-C2Wは“家族を見守るもう一つの家族”というコンセプトで開発が進められたという。
「豊かな表情や仕草、クセなど、一緒にいるからこそ気づくことがあります。それらを見逃さずに知らせることで、家族やペットと一緒にいないときの繋がりを作りたい。そんな想いからこの製品は生まれました」
アプリケーションオリエンティド事業部事業推進部の寺川裕佳里氏によると、製品の発売に合わせて、まずは2つのアプリをリリースするという。そのうちの一つが「家族目線 あかちゃん」だ。
これは幼児の見守りに特化したアプリとなる。主な機能としては幼児の音声や動きを検知して、それをスマホに通知。これにより両親は赤ちゃんがぐずり始めたら、本気泣きになる前にあやすことができる。
「例えば、洗濯物を干すために赤ちゃんの声が聞こえない場所に移動しても、通知を受けて部屋に戻ったり、寝ている様子を映像で確認できます。複数台のスマホからカメラに接続できるので、お母さんだけでなく、お父さんやお爺ちゃんと一緒に赤ちゃんを見守ることもできるわけです」
さらに、「笑顔お知らせ」機能も用意されており、赤ちゃんが笑顔になったら、それをスマホに通知。同時に撮影された写真をアプリ上で見たり、スマホに保存できる。
その一方で、ペットの見守りを目的にしたのが「家族目線 ペット」だ。こちらはオリジナルとして「フェイスショット機能」を用意。ペットの顔がカメラを向いたら、それを写真として撮り溜めてくれる。さらに、行動分析や動体検知を駆使して、ペットの行動やお気に入りのスポットをビジュアルで表示する「ペット行動マップ」機能も搭載された。
これに加えて、近日中には「家族目線 おるすばん(仮称)」が公開される予定。見守り対象を家族全体まで広げ、高齢者や子どもの行動を察知。スマホを持たせたくない小学生の帰宅状況や、離れて暮らす両親の様子が伺える。留守中には泥棒を検知するなど、防犯用としても利用が可能だ。
その他、HVC-C2Wの機能としては、最大1280×720ピクセルまでの解像度に対応し、赤外線LEDで夜間の撮影も可能。マイクとスピーカーを内蔵し、アプリによってはカメラ周辺の音声を聞いたり、スマホから被写体に話しかけられる。なお、スタンド部分は取り外しが可能で、別売のアタッチメントにより壁への取り付けにも対応した。
「シングルマザー、少子高齢、ストレスなどが世の中の課題となっています。家族目線ではデベロッパーとともに様々な使い方を開発し、これらの課題を解決していきたいと考えています」
《丸田》
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