山田詠美氏の同名小説を原作とする同作は、30代女性の年下の男性との恋愛、夫婦の関係、仕事の葛藤をAからZまでの26文字のアルファベットを辿る形で送る大人のラブストーリー。深田が主人公・夏美を、田中が夏美の夫・一浩を、片寄が夏美と恋に落ちる青年・成生を演じる。


イベントはカーペットの上を深田が田中と片寄に順番にエスコートされながら登壇することで始まった。会場後方の扉からステージ手前までを田中に、そこから後を片寄にエスコートされた深田は「こんな素敵な2人にダブルエスコートをして頂けるなんて幸せなひと時でした」と声を弾ませた。

エスコートをした側の田中は「恭子ちゃんのいい匂いをかいで、撮影の時を思い出しました」と照れ気味に言葉に。「どんな香りがするのですか?」とMCに尋ねられると、田中は「それはねえ、みなさんに伝えきれないのかなと。僕の語彙力のなさが申し訳ないのですけれど、とりあえず、めちゃくちゃいい匂いです」と声を弾ませた。

片寄は「久しぶりにこうして深田さんにもお会いできてとても嬉しかったです。この素敵な白いドレスがお似合いで、僕もドキドキしました」とコメント。MCが「天使のようですよね」と言葉にすると、片寄は「撮影のときから、“僕が深田さんの衣装ばっかり褒める”って、深田さんにいつも怒られてました」とポツリ。片寄の話を聞き、深田は声に出して笑った。


片寄と深田は同作で初共演を果たした。片寄は「自分自身が少年時代からテレビで拝見していた大先輩なので、こうして共演させて頂けることにすごく不思議な想いがあったのですが、撮影はすごく自然体でやらせて頂きました。それも、深田さんがいい意味で自分の目線と合わせて自然体にしてくれたのかなと感じていました」と振り返った。