新海誠監督、ドイツの熱烈なファンと交流!「思いの強さはドイツも日本も似ている」 | RBB TODAY

新海誠監督、ドイツの熱烈なファンと交流!「思いの強さはドイツも日本も似ている」

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(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会 全 7 枚
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 新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』が現在公開中。24日(現地時間)には、ベルリン市内の劇場「UCI Luxe Mercedes Platz」で新海監督がファンと交流するイベントを開催した。

 日本国内では24の都道府県で計72回のイベントを実施した新海監督のドイツのファンと交流するイベントは今回が初。監督の作品は全作品観ているというファンも多く駆け付け、作品制作過程に関する約10問の質問に回答。「音楽はどうやって作っていったの?」と聞かれると、新海監督は「音楽は、RADWIMPSの野田洋次郎さんに脚本を読んでもらい、曲で感想をもらう。その曲からインスピレーションをもらって話の内容が変わることもあるし、キャッチボールをしながら固めていく感じ」と回答。また、「『Suzume』には過去の作品のキャラクターは出てこないの?」という質問には「『Suzume』には過去の作品のキャラクターは出てこないけれど、いくつかイースターエッグを隠していている。例えば『天気の子』に出てきたバイクのヘルメットを『Suzume』のあるキャラクターがかぶっていたり」と話した。

 さらに、“椅子”に関して聞かれた新海監督は「小さいときに父が椅子を作ってくれた。椅子は子供にとって特別なもので、自分だけの大切なスペースだと思う。今作は東日本大震災をベースにしていることもあり、シリアスになりすぎないように、すずめの横には何か可愛らしいキャラがいて欲しいと思って描いた」とコメント。その他、時に英語を交えながらファンとディスカッションを繰り返した。

 イベントを終えた新海監督は次のようにコメントした。「ティーチインは素晴らしく楽しい時間でした。今回初めてベルリンに来ましたが、本当に僕の作品を知ってくれていて、全作品観てくれているような濃いファンの方も沢山集まってくれていました。日本でのティーチインもとても温かい空間なので、ファンの方の思いの強さはドイツも日本も似ていると感じました。映画の中で笑ってほしい、泣いて欲しいと思って作ったポイントが実は沢山あります。きっと日本の方々も心の中でくすっと笑ってくれているのかなとは思いますが、とにかく海外の方たちは1つ1つ拾ってくれていたという印象です。これから約2ヵ月のワールドツアーなので、風邪をひかないように乗り切りたいと思います」。

《松尾》

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