「社会の湯」につかって自分の持ち味を知る……企画者インタビュー 3ページ目 | RBB TODAY

「社会の湯」につかって自分の持ち味を知る……企画者インタビュー

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「社会の湯」
「社会の湯」 全 6 枚
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--- 多くの人の話が紹介されているいっぽう、検索項目はわずか3つに絞っていますが、その理由は?

原田さん:検索しやすいと思った項目「社会人歴」と「業種」、「文系・理系」の3つに絞りました。例えば初めて仕事探しをするときは、まだ経験がないので職種から探せません。なので業種で探すケースが多いんですね。「なんとなくおもしろそう」と思った業種から見ていただきたいです。

--- 掲載しているセンパイの人数は何人でしょうか?

原田さん:2015年2月の時点で約30名ですが、今後はもっと増えます。まずは100人を目指して随時更新していきます。社会人歴や業種、出身大学がばらけるようにしています。それと、今回の企画には新卒採用をされていない企業さんにも参加していただきました。どうしても学生さんは自分の知っている企業から仕事選びを始めてしまいますが、世の中にはもっとたくさん企業があることを知っていただきたかったからです。

--- センパイたちに取材したとき、どのような反応だったでしょうか?

原田さん:みなさん入社して間もないので、取材されることに驚いていました。なかなかこういうお話を外に向けて語る機会はないと思いますが、みなさんとても協力的で、「後輩たちには楽しく働いてほしい」と言っている人が多かったです。みなさんおもしろいエピソードをお持ちですし、かなり踏み込んだお話もしていただきました。そして、映像で答えてくださっているみなさんは、実際にお仕事中に着用している服です。スーツの人もいれば普段着の人もいる。このコンテンツを見ると、彼らがどのような服で働いているかもわかります。

--- 「社会の湯」はPCだけでなく、スマートフォンでも見られますね。

原田さん:対応スマートフォンで見ると、画面のフリックではなく、自分の位置を変えることで銭湯のなかを360度見渡せます。こういった施策はエンターテイメント性を打ち出したいからではなく、あくまでもエピソードが主で、そのエピソードに入りやすくするための味付けです。

学生のみなさんにはPCでもスマートフォンでもいいので、多くのセンパイたちの話しを見聞きして、自分の経験したことを「こういう仕事で活かせるかもしれない」というのをたくさん見つけてほしい。先ほどの繰り返しになってしまいますが、自分の持ち味は自分ではよくわからないこともあると思います。実際に世の中に出て、まわりの人と比べたときに初めて気づくことが多いです。なので、「社会の湯」を見て、持ち味を活かした仕事選びのきっかけを作っていただけたら嬉しいです。
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《佐藤隆博》

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